Projectでは、ハス田の羅網事故の1/3を占めるオオバンの羅網事故について、オオバンを模した簡易モデルを用いて検証試験を行いました。

試験には1辺4cm/400デニールの菱目有結節網を使用し、オオバンの体形・体重を、できるだけ忠実に縮小した簡易モデル「ラモウちゃん」を用いました。

「ラモウちゃん」の実演解説動画を用意しましたので、是非ご覧ください。

ハス田の野鳥羅網事故の原因と対策

ハス田の羅網事故を、オオバンモデル「ラモウちゃん」が体を張って再現。 被害鳥を代弁して、野鳥羅網事故の原因と対策を解説します。

( 5min. 26sec. / 音声なし )

羅網箇所の拡大

「挟まり型」羅網事故は、網糸により、鳥の体の一部が挟み込まれることによって発生します。

天井網の上で発生する羅網事故の多くは、網目をすり抜けられるサイズの野鳥が、体とは別の網目に足・脚部や翼を差し入れてしまったために発生します。鳥体が網目を抜けて落下する際、別の網目に差し入れた足・脚部や翼が網糸をすくい上げて網糸を交差させてしまい、差し入れた箇所が挟み込まれます。


片足羅網

両足羅網